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京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験(数学理系乙)理系(乙)数学 第5問

xy 平面上で,原点を極,x 軸の正の部分を始線とする極座標に関して,
極方程式r=2+cosθ(0θπ)により表される曲線を C とする.

Cx 軸とで囲まれた図形を x 軸のまわりに1回転して得られる立体の体積を求めよ.

難易度7/ 10計算量7/ 10目安22

図形と方程式三角関数積分 座標設定体積計算、置換積分、計算整理

方針

曲線を x=(2+cosθ)cosθy=(2+cosθ)sinθ と媒介表示する。dx/dθ=2sinθ(1+cosθ)0 なので、回転体は x に垂直な円板で重複なく表せる。V=πy2dxθ の積分へ直し、最後に u=cosθ と置換して多項式を積分する。

解答

極方程式からx=(2+cosθ)cosθ,y=(2+cosθ)sinθである。またdxdθ=sinθcosθ(2+cosθ)sinθ=2sinθ(1+cosθ)0であるから、x0θπ で単調に減少する。したがって円板法により、求める体積を V とするとV=π0πy2dxdθdθ=2π0π(2+cosθ)2sin3θ(1+cosθ)dθ.u=cosθ とおくと du=sinθdθsin2θ=1u2 であるからV=2π11(2+u)2(1u2)(1+u)du.被積分関数を展開すると(2+u)2(1u2)(1+u)=4+8u+u27u35u4u5.奇関数の項の積分は0なのでV=2π11(4+u25u4)du=2π(8+232)=40π3.回転前の領域

x(θ) は単調に減少するため,x に垂直な円板で重複なく積分できる。

総評

難度7、計算量7。想定時間は22分程度。極座標の面積公式ではなく、回転体なのでまず直交座標の円板法 πy2dx へ戻す。x(θ) が単調減少することを確認し、積分の符号を反転するのが重要である。u=cosθ の後は対称区間 [1,1] なので奇数次の項が消え、計算を半分にできる。展開前に (1u2)(1+u) を保つと符号を追いやすい。

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出典: 京都大学 2009年度 前期 数学(理系(乙))(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。