方針
並びを と置き,中央の数 が両辺に共通して現れることに注目する。条件は から に簡約されるので,まず を固定し,残り4個の数を同じ和をもつ2組に分けられるかを調べる。最後に,左右どちらの組を1,2番目に置くか,各組内の順序をどうするかを掛ける。
解答
並びを と表す。すべての並べ方は 通りであり,これらは同様に確からしい。
条件は である。中央の は両辺に共通しているので,これは と同値である。
そこで中央の数 を固定する。残り4個の数の和は である。これを2組に分け,それぞれの和が等しくなるためには, が偶数でなければならない。したがって は奇数であり, の場合だけを考えればよい。
それぞれの場合を確認する。 のとき,残りは で,和は である。各組の和は でなければならないので,組分けは である。 のとき,残りは で,和は である。各組の和は であり,組分けは である。 のとき,残りは で,和は である。各組の和は であり,組分けは である。
各 について,2つの組のうちどちらを 側に置くかが 通りある。また, の順序が 通り, の順序も 通りある。したがって条件を満たす並べ方は 通りである。
よって求める確率は である。
別解
方針
2個の異なる数の組を和ごとに分類し、同じ和をもち、かつ互いに素な2組だけを拾う。残る数が中央に決まり、左右への割り当てと各組内の順序を数える。
解答
等しい和をもつ2組を表にする。
2個の異なる数の組を、和ごとに並べるととなる。
並びを とすると、求める条件はである。さらに左の組と右の組は互いに素でなければならない。表で同じ和を
もつ2組があり、しかも4数が重複しないのはの3場合だけである。
各場合について、2組の左右への割り当てが2通り、左の組内の順序が2通り、
右の組内の順序も2通りある。したがって条件を満たす並びは通りである。全 通りは同様に確からしいから、確率はである。
総評
目安時間は10分前後。中央の数が両辺に共通して消えることに気づけば,残り4個を等和の2組に分ける数え上げに帰着する。得点上は, が奇数に限られる理由,3つの場合の組分け,左右の組の選び方と各組内の順序の掛け算を区別して書くことが重要である。組分け1通りを見つけただけで順序の を落とす誤りに注意したい。