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京都大学 2010年度 前期日程 第2次学力試験(数学理系・乙)理系(乙)数学 第3問

aを正の実数とする。座標平面において曲線y=sinx0xπ)とx軸とで囲まれた図形の面積をSとし、曲線y=sinx0xπ/2)、曲線y=acosx0xπ/2)およびx軸で囲まれた図形の面積をTとする。このときS:T=3:1となるようなaの値を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安12

三角関数積分 面積計算置換、式変形

方針

まず面積 S を定積分で求める。T では2曲線の交点を α と置き、tanα=a を得る。閉領域の上端は [0,α] では sinx[α,π/2] では acosx なので積分を分ける。sinα,cosαa で表し、面積比の方程式を解く。

解答

まずS=0πsinxdx=2である。0<α<π/2 において2曲線が交わるとするとsinα=acosα,tanα=a.したがってsinα=a1+a2,cosα=11+a2.閉領域の上端は 0xα では y=sinxαxπ/2 では y=acosx だからT=0αsinxdx+απ/2acosxdx=1cosα+a(1sinα)=1+a1+a2.条件 S:T=3:1S=2 より T=2/3 である。したがって1+a1+a2=23,1+a2=a+13.両辺は正なので2乗して1+a2=a2+2a3+19となる。これを解くとa=43である。この値は正で、もとの等式も満たす。

面積 T の上下境界

0xα では sinx、その後は acosx が下側になる。

総評

難度5、計算量5。想定時間は12分程度。図形 T は2曲線のうち低い方と x 軸の間なので、交点の前後で積分を分けることが最大の注意点である。tanα=a から sinα,cosα を直角三角形で表すと、T=1+a1+a2 まで整理できる。最後に平方根を移項して2乗する際は右辺が正であることを確認し、得られた a=4/3 を元の面積式へ戻して余分な解でないことを確かめたい。

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出典: 京都大学 2010年度 前期 数学(理系乙)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。