方針
まず の場合は等式が恒等的に成り立つので除く。 では を または に分ける。正の解は と からそれぞれ 、 と出る。 に入る個数を数え、全体でちょうど1個にするには、 側から1個だけ、 側から0個であることが必要十分になる。最後に境界線の含む・含まないを整理して図示条件にする。
解答
まず の場合、等式はすべての
で成り立つので除く。以下 とする。
和積公式よりしたがって正の解はから得られる。
に注意する。もし なら、どちらの形からも
の解は出ない。一方 なら、
側だけで に対応する2個以上の解が出る。よって
解がちょうど1個であるためにはが必要である。このとき 側から出る解はの1個だけである。
さらに ならも区間内に入る。この解は より
なので、先の解とは異なる。したがって追加の解を
生じさせないための必要十分条件はである。
逆になら、 側からちょうど1個、 側から0個の解が出る。
よってこれが求める必要十分条件である。
境界の包含関係まで示すと、求める範囲は次の斜線部である。
総評
難度6、目安時間20分。三角方程式の解の個数を、 と の2つの係数から数える問題である。 は恒等的に成り立つため最初に除外する必要がある。境界では は を与えるので含み、 は2個目の解を生むので含まない。 も追加の解を生むため除く点に注意したい。