方針
絶対値の中身 の符号が変わるのは である。直線 との交点を、 側と 側でそれぞれ求め、交点と式の切り替わり点で積分区間を分ける。右側の囲まれた部分は で式が変わるので、 と に分けて上から下を引く。
解答
絶対値の中身は であり、これは で0以下、 で0以上である。したがってグラフは および で表される。
まず で直線 と交わる点を求める。 より であるから となり、 を得る。
次に で交点を求める。 より であるから となり、 を得る。
したがって、囲まれる部分は、 と にできる2つの部分である。ただし後者は で絶対値の式が切り替わる。よって面積はである。
それぞれ計算すると、したがって求める面積は である。
総評
絶対値付き放物線と直線の囲む面積で、文系第4問より1段広い範囲を扱う。交点は3つだが、 は絶対値の切り替わり点でもあり、右側の領域は を境に式が変わる。積分区間を図の左右だけで分けると、 を一つの式で処理してしまう危険がある。目安時間は18分程度で、グラフの概形と区間分割が得点の中心である。