対称性よりA=(s,3log(1+s)),B=(−s,3log(1+s))とおく。ただし s>0 である。またP=(0,p)とおく。
C1 の x=s における接線の傾きは1+s3.一方、半径 PA の傾きはs3log(1+s)−p.半径と接線は垂直だから1+s3⋅s3log(1+s)−p=−1.したがってp−3log(1+s)=3s(1+s).(1)△PAB は正三角形で、底辺 AB の長さは 2s である。その高さは 3s なのでp−3log(1+s)=3s.(2)(1)、(2)と s>0 から31+s=3,よってs=2.したがってABP=(2,3log3),=(−2,3log3),=(0,3log3+23).また正三角形の一辺から、円 C の半径はPA=AB=4.求める領域は y 軸に関して対称である。0≦x≦2 における円の下側の枝をyC=3log3+23−16−x2とする。C1 との差をg(x)=yC−3log(1+x)とおくと g(2)=0 である。また 0≦x<2 では16−x2x<1+x3.(3)実際、両辺は非負であり、(3)を2乗して整理した不等式x2(x2+2x+4)<48は左辺がこの区間で増加し、x=2 で48となることから従う。よってg′(x)=16−x2x−1+x3<0,したがって g(x)>g(2)=0 である。ゆえに円弧が上側、C1 が下側の境界となる。
面積を S とすると、対称性よりS=2∫02{3log3+23−16−x2−3log(1+x)}dx.(4)定数部分は2∫02(3log3+23)dx=43log3+83.(5)円弧部分は、半径4の円で、x=2 の点の高さが 23 であることを使う。積分で表される部分は、底辺2、高さ 23 の直角三角形と、中心角 π/6 の扇形の和だから∫0216−x2dx=21⋅2⋅2321⋅42⋅6π=23+34π.(6)また∫02log(1+x)dx=[(1+x)log(1+x)−(1+x)]02=3log3−2.(7)(4)から(7)を用いるとS==43log3+83−2(23+34π)−23(3log3−2)83−23log3−38π.色を付けた部分が、円 C と2つの対数曲線 C1,C2 で囲まれる領域である。対称軸は y 軸であり、面積計算では右半分を積分して2倍した。