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京都大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

α,β を実数とする。xy 平面内で、点 (0,3) を中心とする円 C と放物線y=x23+αxβが点 P(3,0) を共有し、さらに P における接線が一致している。

(1) α,β の値を求めよ。

(2)C、上の放物線、および y 軸で囲まれた部分の面積を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

図形と方程式積分 接線・法線面積計算定積分評価

方針

円の中心と接点から半径および接線の傾きを求め、放物線が P を通る条件と傾きが一致する条件から α,β を決定する。面積では 0x3 における円の下側の枝と放物線の差を積分する。円弧部分の積分は逆三角関数を使わず、半径 23、中心角 π/6 の扇形と直角三角形の面積に分ける。

解答

(1)

円の中心を O=(0,3) とする。円は P=(3,0) を通るからOP2=(3)2+(3)2=12.よって円 C の方程式はx2+(y3)2=12.(1)半径 OP の傾きは 3 なので、P における円の接線の傾きは13.一方、放物線の導関数はy=2x3+α.接線の傾きが P で一致することから233+α=13,したがってα=3.また P が放物線上にあるので0=1+3β,ゆえにβ=2.(2)

円の下側の枝と放物線は、それぞれyC=312x2,yP=x23+3x2である。0x3 では yP0<3 であり、x2+(yP3)212=(x3)2(x243x+39)90.第2因子はこの区間で正だから、放物線は P 以外では円の外側かつ下側にある。したがって yCyP である。

求める面積を S とするとS=03(yCyP)dx=03(5+x233x)dx0312x2dx.(2)多項式部分は03(5+x233x)dx=53+33332=2336.(3)次に、原点中心・半径 23 の円x2+y2=12を考える。x=3 のとき y=3 であり、半径と x 軸のなす角は π/3 である。したがって積分で表される部分は、底辺 3、高さ3の直角三角形と、中心角 π/6 の扇形の和である。よって0312x2dx=123312(23)2π6=332+π.(4)(2)、(3)、(4)からS=2336(332+π)=733π.色を付けた部分が、円 C、放物線、y 軸で囲まれる領域である。

総評

難度6、目安時間22分。接点条件は「点を共有する」と「接線の傾きが一致する」の2条件に分ける。(2)では円の下側の枝を選び、放物線がその下にあることを式でも確認した。円弧積分は逆三角関数を持ち込まず、直角三角形と中心角 π/6 の扇形へ分解すれば高校数学の範囲で完結する。積分は多項式部分と円弧部分を別々に表示すると、係数と符号を検算しやすい。

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出典: 京都大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。