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京都大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

区間π2xπ2におけるcosx+34x2の最大値を求めよ。ただし π>3.1 および 3>1.7 は証明なしに用いてよい。

難易度5/ 10計算量3/ 10目安16

三角関数微分 偶奇性、微分による最大最小不等式評価

方針

関数は偶関数なので 0xπ/2 に限る。2階導関数は x=π/6 を境に負から正へ変わるため、1階導関数はいったん減少してから増加する。さらに F(0)=0F(π/2)>0 を用いると、F は減少後に増加するだけで、内部に最大点を持たない。最後に x=0,π/2 の値を、問題で与えられた数値評価を使って比較する。

解答

F(x)=cosx+34x2とおく。F は偶関数なので、0xπ/2 だけを調べればよい。F(x)=sinx+32x,F(x)=cosx+32.0xπ/2cosx は減少するから、F(x) は増加する。またF(x)=0cosx=32x=π6.したがって F[0,π6]で減少し、[π6,π2]で増加する。(1)F(0)=0なので、0<xπ/6 では F(x)<0 である。一方、F(π2)=1+3π4.与えられた評価から3π4>1.73.14>1であるためF(π2)>0.(1)より、Fπ/6 より後でただ1度だけ0となる。よって F はいったん減少し、その後増加するので、最大値は端点 0,π/2 のいずれかで取る。

端点の値はF(0)=1,F(π2)=3π216.さらに3π216>1.7(3.1)216>1.したがって求める最大値は3π216であり、x=±π/2 のときに取る。

総評

難度5、目安時間16分。偶関数であることにより調査区間を半分にする。F の符号から F が「減少してから増加」すると分かるが、それだけでは不十分であり、F(0)=0F(π/2)>0 を合わせて内部には最小点しかないことを示す。問題文の π>3.1,3>1.7 は、導関数の端の符号と F(π/2)>F(0) の2箇所で使える。最大点 x=±π/2 も併記すると答案が閉じる。

冊子PDFで見る京大の三角関数の問題で問題集を作る

出典: 京都大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。