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京都大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

nk を自然数とし、整式 xn を整式(xk)(xk1)で割った余りを ax+b とする。

(1) ab は整数であることを示せ。

(2) ab をともに割り切る素数は存在しないことを示せ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安14

数と式整数 恒等式比較、最大公約数、背理法

方針

割る整式は x=k,k+1 で0になるため、余り ax+b はこの2点で xn と同じ値を取る。得られる2本の式を引けば a が整数と分かり、b=knak から b の整数性も従う。共通素因数が存在すると仮定し、同じ2本の式を法 p で見ると、素数 p が連続する2整数 k,k+1 をともに割る矛盾が生じる。

解答

余りをR(x)=ax+bとおく。xnR(x)(xk)(xk1) で割り切れるから、x=k,k+1 を代入してak+b=kn,a(k+1)+b=(k+1)n(1)を得る。

(1)

(1) の2式を引くとa=(k+1)nkn.k,n は自然数なので、右辺は整数である。また(1)の第1式からb=knakであり、これも整数である。

(2)

ある素数 pa,b をともに割ると仮定する。(1)よりpkn,p(k+1)n.p は素数だからpk,pk+1.したがって p はその差(k+1)k=1も割ることになるが、これは不可能である。

よって、a,b をともに割り切る素数は存在しない。

総評

難度5、目安時間14分。商を実際に計算する必要はなく、割る整式の2つの根 k,k+1 で余りを評価すればよい。(1)ではまず2式の差から a を求め、その後 b=knak に戻る。(2)では pkn から pk と結論できる理由が p の素数性である。最後に連続整数の差が1であることまで書けば、矛盾が明確になる。

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出典: 京都大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。