方針
割る整式は で0になるため、余り はこの2点で と同じ値を取る。得られる2本の式を引けば が整数と分かり、 から の整数性も従う。共通素因数が存在すると仮定し、同じ2本の式を法 で見ると、素数 が連続する2整数 をともに割る矛盾が生じる。
解答
余りをとおく。 は で割り切れるから、 を代入してを得る。
(1)
(1) の2式を引くと は自然数なので、右辺は整数である。また(1)の第1式からであり、これも整数である。
(2)
ある素数 が をともに割ると仮定する。(1)より は素数だからしたがって はその差も割ることになるが、これは不可能である。
よって、 をともに割り切る素数は存在しない。
総評
難度5、目安時間14分。商を実際に計算する必要はなく、割る整式の2つの根 で余りを評価すればよい。(1)ではまず2式の差から を求め、その後 に戻る。(2)では から と結論できる理由が の素数性である。最後に連続整数の差が1であることまで書けば、矛盾が明確になる。