方針
の余りを とおく。 を掛け、余りの計算では を に置き換えると、整数係数の漸化式が得られる。整数性は初期値から帰納的に従う。共通素因数については漸化式を逆向きに解き、 をともに割る素数が1つ前の も割ることを示して、 までさかのぼる。
解答
を で割った余りをと書く。余りを計算するときとしてよい。
だからよって初期値はである。(1)、(2)から、数学的帰納法によりすべての は整数である。
次に、ある素数 が をともに割ると仮定する。 なら となって不可能なので、 とする。
(1) を1段前に用いるとしたがって かつ なら、(3)よりこれを繰り返すととなるが、これは矛盾である。
以上より、問題の は整数であり、両方を割り切る素数は存在しない。
総評
難度5、目安時間16分。余りの世界で と置き換え、係数 の漸化式を作る。整数性だけでなく、逆向きの式 が共通素因数を1段前へ運ぶ点が核心である。行列式などを使わず、高校数学の漸化式と背理法だけで まで戻せば完結する。