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京都大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第5問

半径1の球面上の5点AB1B2B3B4は,
正方形B1B2B3B4を底面とする四角錐をなしている。
この5点が球面上を動くとき,
四角錐AB1B2B3B4の体積の最大値を求めよ。

難易度6/ 10計算量4/ 10目安18

図形と方程式微分 座標設定体積計算微分による最大最小

方針

球の中心と底面平面との距離を u とする。断面円の半径から正方形の面積を求め、頂点は平面から最も遠い反対側の球面上に取る。体積を u の関数にして微分する。

解答

球の中心を O、底面を含む平面と O との距離を u とする。0u1である。底面平面と球面との交わりは、半径r=1u2の円である。正方形の対角線はこの円の直径 2r なので、底面積は(2r)22=2(1u2)となる。

底面平面を固定すると、頂点 A を反対側の最遠点に取ったとき高さが最大で、その高さは 1+u である。

したがって体積 VV(u)=132(1u2)(1+u)=23(1u)(1+u)2である。微分するとV(u)=23(1+u)(13u)だから、V0u1/3 で増加し、1/3u1 で減少する。よって u=1/3 で最大となり、Vmax=23(113)(1+13)2=6481である。

別解

解法2

方針

同じ1変数表示を得た後、微分せずに最大値との差を因数分解する。平方因子が現れるため、最大値と等号条件を同時に確定できる。

解答

解法1と同様に、球の中心から底面平面までの距離を u とすればV(u)=23(1u)(1+u)2,0u1である。ここで6481V(u)=648123(1u)(1+u)2=281(3u1)2(3u+5)と因数分解できる。

0u1 では右辺は0以上なのでV(u)6481である。等号は 3u1=0、すなわち u=1/3 のときに成立する。よって体積の最大値は6481である。

総評

難度6、目安時間18分。底面平面の位置を u で表すと、断面円の半径、正方形の面積、四角錐の高さが一度に決まる。頂点を底面と反対側の最遠点へ取る理由も書く。微分による増減確認に加え、最大値との差が平方因子をもつことを使えば、計算の独立検算になる。

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出典: 京都大学 2019年度 第2次学力試験 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。