方針
がいつも5で割り切れることを狙う。ただし のときは値が5より大きい5の倍数とは直接言えないため,先に個別に合成数であることを確認する。 なら,素数 は5で割り切れないので,5で割った余りは のいずれかであり,いずれも4乗すると1になる。
解答
まず の場合を確認する。このとき であるから合成数である。
以下, とする。このとき は5で割り切れないので,5で割った余りは のいずれかである。それぞれ4乗を5で割った余りを見るとである。したがって であり, である。
また,素数 について である。よって は5で割り切れる5より大きい整数なので,素数ではない。
別解。 の部分は,5で割った余りごとに直接確認してもよい。素数 が5の倍数でなければ, は5を法として のいずれかであり,どの場合も または であり,さらに となる。
別解
解法2(3を法として素数を場合分けする)
方針
素数 を先に処理し,それ以外の素数は3で割った余りが1または2であることを使う。どちらでも4乗の余りが1になるため, が3の倍数になる。
解答
のときであり,素数ではない。
のとき,素数 は3で割り切れないからである。どちらの場合も なのでとなる。一方 より である。したがって は3で割り切れる3より大きい整数であり,素数ではない。
総評
難度4、計算量3。想定時間は10分程度。合成数であることを示すには,割り切れる小さな数を探すのが自然で,本問では5が働く。例外 を先に処理することで,本体では「5で割り切れない素数」に限定できる。 は本体の合同式にも含まれるので,個別処理しなくてもよいが,検算として値を見てもよい。 法5では例外 ,法3では例外 を最初に処理する。合同式で割り切れると示した後,その数が法より大きいことまで書けば合成数の証明が完結する。