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京都大学 2021年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第5問

pが素数ならばp4+14は素数でないことを示せ.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

整数論証・証明 合同式、場合分け、素因数分解

方針

p4+14 がいつも5で割り切れることを狙う。ただし p=5 のときは値が5より大きい5の倍数とは直接言えないため,先に個別に合成数であることを確認する。p5 なら,素数 p は5で割り切れないので,5で割った余りは 1,2,3,4 のいずれかであり,いずれも4乗すると1になる。

解答

まず p=5 の場合を確認する。このとき p4+14=54+14=639=3213 であるから合成数である。

以下,p5 とする。このとき p は5で割り切れないので,5で割った余りは 1,2,3,4 のいずれかである。それぞれ4乗を5で割った余りを見ると141,24=161,34=811,44(1)41(mod5)である。したがって p41(mod5) であり,p4+141+140(mod5) である。

また,素数 p について p4+14>5 である。よって p4+14 は5で割り切れる5より大きい整数なので,素数ではない。

別解。p5 の部分は,5で割った余りごとに直接確認してもよい。素数 p が5の倍数でなければ,p は5を法として ±1,±2 のいずれかであり,どの場合も p21(mod5) または p24(mod5) であり,さらに p41(mod5) となる。

別解

解法2(3を法として素数を場合分けする)

方針

素数 p=3 を先に処理し,それ以外の素数は3で割った余りが1または2であることを使う。どちらでも4乗の余りが1になるため,p4+14 が3の倍数になる。

解答

p=3 のときp4+14=34+14=95=519であり,素数ではない。

p3 のとき,素数 p は3で割り切れないからp1(mod3)またはp1(mod3)である。どちらの場合も p41(mod3) なのでp4+141+20(mod3)となる。一方 p2 より p4+1430>3 である。したがって p4+14 は3で割り切れる3より大きい整数であり,素数ではない。

総評

難度4、計算量3。想定時間は10分程度。合成数であることを示すには,割り切れる小さな数を探すのが自然で,本問では5が働く。例外 p=5 を先に処理することで,本体では「5で割り切れない素数」に限定できる。p=2 は本体の合同式にも含まれるので,個別処理しなくてもよいが,検算として値を見てもよい。 法5では例外 p=5,法3では例外 p=3 を最初に処理する。合同式で割り切れると示した後,その数が法より大きいことまで書けば合成数の証明が完結する。

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出典: 京都大学 2021年度 前期日程 第2次学力試験 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。