方針
(1) は,直線 の傾きが であることから,接点では曲線 の導関数も になると考える。接点の 座標を求めたあと, で二つの値を決める。(2) は,交点の 座標が三次方程式の三つの解であることを使い,解と係数の関係から ,二つずつの積,三つの積を読み取る。最後に を対称式で表して計算する。
解答
(1)
曲線 を とおくと,導関数は である。直線 の傾きは なので,接点の 座標は を満たす。すなわち であるから である。
接点が直線 上にあるとき, である。 のとき だから である。 のとき だから である。 より である。
(2)
交点の 座標は を満たす。整理すると である。両辺を 倍して を得る。
この三つの解を とすると,解と係数の関係より である。ここでを用いる。代入するとである。したがって を得る。よって である。
別解
解法2:差の三次関数とニュートン和を使う
方針
曲線から直線の 部分を引いた関数 を考えると、接する条件は水平線 が に接する条件になる。(2) は交点方程式を各根について使い、まず二乗和、次に三乗和を順に求める。三乗和の公式を一度に使わない方法である。
解答
(1) とおく。交点条件は であり、接点ではよって接点の横座標は である。したがって(2)
交点の横座標はの3根である。解と係数の関係よりしたがって各根について元の方程式を変形するとこれを について足せば
総評
接線条件と解と係数の関係をつなぐ問題で,目安時間は25分。(1) は直線の傾きが であるため,まず を解くのが最短である。 の計算では, の指定に合わせて順序を確認する必要がある。(2) は三つの交点が存在する範囲を前提に,三次方程式の係数から対称式を読むだけでよい。三乗和の公式を展開してから代入すると計算ミスが減る。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式や変化の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。