方針
前半では,微分条件をそのまま積分して を求め,, から を消去する。後半では, と接続条件から を求め, を に関する関係 と見て放物線の形に直す。原点を通る条件は定数項が0であることだが,得られた で原点が軌跡の範囲に入ることも確認する。
解答
(1) で であるから, である。また , より である。
点 の座標を とおくと であり,したがって である。これを に代入すると となる。また から である。よって求める軌跡は である。
(2) では , である。よって である。
点 の座標を とおく。すると であり, である。また だから となる。したがって軌跡は の形である。 のとき, であり, である。これを に代入して を得る。したがって後半の軌跡は である。
この軌跡が原点を通るには,まず でなければならない。すなわち であるから となる。 より である。このとき範囲は であり, は確かに含まれる。よって求める値は である。
別解
解法2
方針
時刻 を先に求めず,平面上の座標を および とおいて,連鎖律から を求める。前半と後半で保存される量を作り,接続点だけを代入して2本の放物線を決定する。
解答
(1) とおく。, だからしたがってである。 では なので であり,を得る。また だから, に対応する範囲はである。
(2)
今度はとおく。, より接続点 ではであるからよって後半の軌跡はである。
原点を通るためにはが必要であり, から を得る。このとき範囲は なので原点を確かに含む。したがってである。
総評
微分条件から2つの放物線を作り,接続点の条件で定数を決める問題である。目安時間は18分。前半は の消去で終わるが,範囲 を忘れやすい。後半は とおくと なので, と見れば計算が短い。原点を通る条件で を得た後,その原点が軌跡の定義範囲に入っていることまで確認すると完全な答案になる。