方針
で極小値0をとるので, かつ であり,三次式 は を因数にもつ。そこで とおき, と接線の傾き から を決める。面積は因数分解した形から,囲まれる範囲が であることと符号を確認して定積分する。
解答
(1) は で極小値0をとるから である。したがって は少なくとも重解であり,三次式 は と書ける。
曲線は点 を通るので である。これより すなわち を得る。
また,点 における接線は点 を通る。したがってその傾きは であり, である。ここで だから, である。よって すなわち である。
連立して を得る。したがって であり, である。
(2)
(1)より である。 は常に0以上であり, では である。したがって,曲線と 軸で囲まれる部分は にあり,その面積は である。
展開すると だから, を計算する。奇関数部分 の積分は対称性により0である。よってとなる。求める面積は である。
別解
解法2
方針
4つの条件を係数 の連立一次方程式へ直接変換する。係数決定後は零点と符号を因数分解で確認し,対称区間の定積分では奇関数部分を消して面積を計算する。
解答
(1)
条件は順にである。最後の式の右辺は, と を通る接線の傾きが であることによる。
第2式から第4式を引くとまた第2式から を得て,第1式と第3式の差へ代入すると(1)(2)を解けば であり,残りの式からとなる。したがってである。
(2)
零点は であり, は重解である。区間 ではなので,求める面積はよって面積はである。
総評
極小値0という条件を, の重解として使えるかが要点である。目安時間は16分。最初から4本の連立方程式を解いてもよいが, をくくると計算量が大きく減る。接線条件では,点 と を結ぶ傾きが であることを忘れない。面積では が重解なので,囲まれる区間は から までであり,符号確認をしてから積分することが大切である。