方針
接点の 座標を とおき、 の接線が別の曲線上の点 を通る条件を立てる。条件式は と因数分解でき、 より接点が決まる。面積は曲線と接線の差を因数分解し、符号に注意して絶対値つきで積分する。
解答
(1)
接点の 座標を とする。 であるから、 における接線は である。整理すると となる。
この直線が を通るので である。整理すると であり、これは と因数分解できる。
問題では とは他の点で接するとされているので、 ではない。したがって である。よって接線の傾きは であり、切片は である。したがって である。
(2)
曲線と直線の差を計算すると であり、整理して となる。交点は と であり、 では接しているので重なっている。
面積は符号に注意して である。積分を実行すると であるから となる。したがって である。
別解
解法2
方針
三次式と接線の差が接点を重根にもつことを利用し、係数比較だけで接点と面積の被積分関数を得る。
解答
(1)
接点の 座標を とする。三次式 は、 を重根にもち、さらに を根にもつ。最高次係数は1だから左辺には の項がない。右辺の の係数は なのでしたがってゆえに(2)
2交点の間で差の符号は一定だから とおくと、向きも含めて絶対値を取ることによりここでだから
総評
三次曲線の接線条件と面積を、因数分解で処理する問題。難度は標準上位で、目安時間は25分前後。接点を と置いた後、 から「他の点で接する」条件により を除くのが重要である。面積では接点が重根になるため、差の式の因数分解と符号の絶対値を明示したい。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲、途中計算まで確認した。