方針
接線の式から と を求め、倍角公式で の傾きを出す。(2)では とおき、放物線との交点の 座標を二次方程式の2根として扱う。2根がともに より小さい条件は、 と平行移動して、 の2根がともに負になる条件に直す。
解答
(1)
放物線 の における接線は である。したがって、この接線と 軸との交点 は である。
直線 はこの接線そのものであり、傾きは であるから である。よって である。ただし問題で とされているので分母は ではない。
直線 は点 を通り、傾き をもつから である。
(2) とおく。直線 と放物線 の交点の 座標は すなわち の2根である。この2根がともに より小さい条件を調べるため、 とおく。すると より である。
もとの2根がともに より小さいことは、この の2根がともに負であることと同値である。二次方程式 の2根がともに負であるための条件は である。よって すなわち が必要十分である。
ここで であるから、 より が必要である。このもとで は と同値である。したがって である。
別解
解法2
方針
放物線との交点を二次方程式の明示的な2根として表し、大きい根だけを基準値 と比較する。
解答
(1)
接点 における接線はだからよって(2)
放物線との交点の 座標を とするとその判別式はである。ここで より も使った。大きい方の根は2根がともに より小さい条件は 、すなわちしたがって、まず が必要であり、そのもとで両辺を2乗して逆に なら上の変形を逆にたどれるので十分でもある。を代入するとよって
総評
接線、三角関数の倍角、二次方程式の根の位置をつなぐ問題。難度は標準上位で、目安時間は25分前後。(1)は と を正確に出すことが基本である。(2)は「2根がある数より小さい」という条件を、根の和と積で判定できる形に移すのが要点で、 と分母の符号を最後まで意識する必要がある。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲、途中計算まで確認した。