方針
絶対値の外し方は と で変わる。符号を区間ごとに確認して 、 で表す。 では を先に確認し、得られる三次式を微分して、端点も含めて最小を判定する。
解答
(1)
まず の場合を考える。このとき では である。したがって となるから である。
次に の場合を考える。条件 と より である。このときである。よってであり、 だからである。
したがってである。
(2) とする。条件 、 より だから である。この場合は なので、(1) の後半を用いる。
ここで であり、展開して積分すると である。したがってとなる。よってである。
これを微分するとである。範囲 に入る臨界点は だけである。 では 、 では であるから、この点で最小になる。よって求める値は である。
別解
解法2
方針
(1) は の符号表を作って絶対値を外す。(2) は と無次元化し、積分区間を に固定する。符号が変わる で分けて直接積分し、増減を調べる。
解答
(1)
では の全域で だから では であり、 はとなる。したがってゆえに(2)
とすると である。 と置けば では積が正、 では負なので積分するとよって では前者の根の前で減少し、その後は増加する。したがって
総評
絶対値付き積分を符号で分ける問題。目安時間は24分。(1) で と の符号が逆に見えやすいので、係数 の符号まで確認することが重要である。(2) は の範囲制限と、端点を含む増減判定を書けば答案として安定する。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲まで確認した。