方針
によって楕円を単位円に移す。すると直線は になり、領域は中心角 の扇形に対応するので面積が出る。格子点は楕円の 座標範囲から の3本だけを調べればよく、 での整数 の個数が主項になる。
解答
(1) とおく。すると楕円 は に移る。また直線 は、 を代入して となる。
したがって対応する領域は、単位円の第1象限内で、 軸と角 をなす半径に挟まれた扇形である。この扇形の面積は である。変換 によって面積は 倍になるので である。
次に格子点を数える。楕円の第1象限内では であるから、整数 は だけである。 のときは、直線と 軸に挟まれるため のみである。 のときは楕円上で となるので、これも のみである。 のとき、直線上の高さも楕円上の高さも で一致する。したがって を満たす整数 の個数は である。
以上より である。
(2)
床関数の性質よりである。したがって であり、 で である。一方 なのでである。
別解
解法2
方針
領域を元の座標で縦に切り、直線部分と楕円部分を別々に積分する。格子点も整数 ごとに数える。
解答
(1)
元の 座標で縦に切る。
直線と楕円が第1象限で交わる点はである。したがって第2積分で とおくと第1積分は なので整数 は のみである。 では各1点、 ではだから(2)よりしたがって
総評
楕円の拡大縮小と格子点の数え上げを組み合わせた問題。難度は標準で、目安時間は20分前後。面積は単位円の扇形に直せば短く済む。格子点は しかあり得ないことに気づくのが重要で、 で直線と楕円の上端が一致するため、床関数が自然に現れる。極限では定数の が消えることを不等式で示すと確実である。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲、途中計算まで確認した。