方針
定義どおり, を用いる。は、, , となるため、ただ1つの零点をもつ。は、すなわちと同値である。最後にを計算し、零点の前後でが減少から増加へ変わることを示す。
解答
(1)
まず であるから である。またである。で、かつなので である。
さらに であるからである。ここで だから である。
(2)
なので は すなわち と同値である。これは と同じである。
(1)
より, であり、は連続で狭義単調減少である。したがってを満たすがにただ1つ存在する。よってを満たすもただ1つ存在する。
(3)
そのただ1つの値をとする。を微分するとである。 , であり、はで0になる狭義単調減少関数である。したがって である。よって である。したがってはで最小値をとる。このときであるから、最小値は である。
別解
解法2
方針
差 を直接積分で表す。分子 は、 を右へ動かすと既存の全重量に負の増分がかかるため狭義に減少する。固定点の前後で の符号が逆転することから最小値を得る。
解答
と書ける。
(1) また に対して従って は狭義単調減少である。微分可能性を用いれば同じことはとも書ける。
(2) であり である。 と狭義単調性より、、従って の解は にただ1つある。
(3)
その解を とする。商の微分から では 、 では なので、 は まで減少し、その後増加する。従って\Needspace{8cm}
総評
積分で定義された関数の単調性と不動点を調べる問題で、目安時間は30分前後。既存の記号に惑わされず、がすべての関数であることを保つのが重要である。特にが核心で、ここから一意性まで一気につながる。(3)ではの符号がの符号で決まるため、の前後で減少・増加が入れ替わることを明示すれば最小値が確定する。