方針
(1) は球面上を動く点の速度が半径方向に直交することを使う。(2) は接平面の法線 と 平面の法線から平面のなす角を出す。(3) は の法線を と置き、通過条件と、接線方向が二つの法線に直交すること、さらに直線と平面の角の条件を連立する。
解答
(1)
円周 は球面 上にある。 上を動く点を とすると、球面の方程式は である。点 における接線方向を とすると、 を点 で動かしたときの一次の変化は であり、球面上ではこれが でなければならない。したがって である。よって接線 は に直交する。
(2)
点 における球面の接平面 は、半径 に垂直である。 だから すなわち である。 の法線ベクトルは 、 平面の法線ベクトルは である。したがって二平面のなす角 についてである。
(3)
平面 の法線ベクトルを とする。 は点 と点 を通るので、同じ平面の方程式に代入して である。よって を得る。
接線 は、平面 と接平面 の交線である。したがってその方向ベクトルは、 と の両方に垂直な に平行である。
直線 と 平面とのなす角が (2) の であるから、 とすると である。これを二乗して となる。
ここで より である。したがって となる。角の条件へ代入すると であり、整理して を得る。よって である。さらに から で、 なら法線ベクトルが零ベクトルになるため である。
したがって の法線は に平行である。点 を通るので である。よって求める平面は である。
別解
解法2
方針
接線の方向ベクトルを と置き、球面の接線条件と直線・平面の角の条件を直接連立する。得られた接線方向と、平面 内のもう一本の方向から法線を決める。
解答
(1)
上の点 では点 で接線方向へ微小に動くとき、その方向ベクトルを とすれば一次の変化はしたがって である。
(2)
の法線は に平行で、 を取れる。 平面の法線は だから(3)
の方向ベクトルを とする。(1) より直線 と 平面とのなす角が だから二乗して を得る。 を代入するとよって 、 であり、 の方向としてを取れる。
とすると、 は を通るのでも 内の方向である。法線 はを満たす。差を取ると 、さらに だから、法線は に平行である。点 を通ることから
総評
球面の接線・接平面と空間ベクトルを扱う問題。目安時間は32分。(3) は条件が多いが、通過条件、接線方向、角度条件の三つを順番に式へ落とせばよい。直線と平面のなす角では、方向ベクトルの 平面への射影の長さを使う点がミスになりやすい。 2解法の結論を相互照合し、定義域、端点、場合分け、図示範囲まで確認した。