方針
(1) は直線 と点 の距離公式で求める。(2)では交点 を出し、領域内で直線が曲線より上にあることを確認する。斜めの直線を軸に回転するため、縦の円板ではなく、各点が回転して作る薄い輪の体積 を積分する。軸からの距離は であり、内側の 積分は高さの2乗にまとまる。
解答
(1)
直線 は すなわち である。点 からこの直線までの距離が であるから、点と直線の距離公式よりである。
(2)
まず交点を求める。曲線 と直線 の交点では である。 なので両辺に を掛けると すなわち である。よって となり、交点の 座標は である。 では、例えば で なので、直線 が曲線 より上にある。したがって囲まれた領域は である。
領域内の点 から軸 までの距離は である。面積の小片 を軸 のまわりに回転すると、半径 の薄い輪を作るので、その体積は と考えられる。よって体積 はである。
内側を計算する。 とおくと、 から直線までの縦方向の差が であり、である。したがってである。
ここでなので、よってである。
曲線と回転軸
総評
難度7、計算量7。目安時間は28〜36分。斜めの直線を軸にした回転体なので、通常の 軸回転の円板公式をそのまま使うと誤る。(1)の距離公式が(2)の半径にもつながっていることを意識し、軸からの距離 を面積全体で積分するのが安全である。計算では交点 、上下関係、平方展開の定数項 、最後の の係数がミスの出やすい箇所である。