方針
(1) は等比数列をそのまま対数に移す。(2)は の両辺の常用対数を取り、 という一次漸化式に直す。定数項を含む等比和を丁寧に計算する。(3)では によって初期対数が0になり、分子は に比例、分母は に比例して増えることを示す。
解答
(1)
漸化式 より、数列 は初項 、公比 の等比数列である。したがって である。常用対数を取るとである。
(2) とおく。漸化式 の両辺の常用対数を取ると である。また である。
この漸化式を繰り返すとである。よって である。
(3) のとき、 である。(1)(2)の結果より であり、 である。、 より、 と はどちらも負であり、特に である。
したがってである。ここで、二項定理から に対してである。したがってよって定数倍しても極限は0であり、が示された。
総評
対数を取ることで、積や2乗の漸化式を一次的な漸化式へ変える問題である。(2)では という等比和の係数を落としやすい。(3)は符号ではなく増加の速さの比較であり、 と の差を明示すれば十分である。目安時間は12分程度。