(1) ϕ(t)=et−1−t−2t2 とおく。すると ϕ(0)=0 であり,ϕ′(t)=et−1−t,ϕ′′(t)=et−1 である。t≧0 では et≧1 だから ϕ′′(t)≧0 である。したがって ϕ′(t) は t≧0 で増加し,ϕ′(0)=0 より ϕ′(t)≧0 である。さらに ϕ(t) も t≧0 で増加し,ϕ(0)=0 だから ϕ(t)≧0 である。よって et≧1+t+2t2(t≧0) が成り立つ。
(2)
(1) より,t>0 では et≧2t2 である。したがって tet≧2t であり,右辺は t→+∞ で +∞ に発散する。よって したがってt→+∞limtet=+∞である。
次に x=e−t とおくと,x→+0 は t→+∞ に対応する。このとき xlogx=e−t(−t)=−ett である。上で示した et/t→+∞ より ett→0 なので したがってx→+0limxlogx=0である。
(3)
まず x>0 の部分を考える。y=xlogx とすると y′=logx+1 であるから,x=1/e で最小となり,その最小値は e1loge1=−e1 である。また x→+0 で xlogx→0,x=1 で0,x>1 では正で増加して +∞ に向かう。
次に x<0 の部分を考える。t=−x>0 とおくと f(x)=∣tlogt∣ である。0<t<1 では −tlogt であり,これは t=1/e で最大値 1/e をとり,両端 t→+0,t=1 で0になる。t>1 では tlogt であり,0から +∞ へ増加する。
さらに x=0 では f(0)=0 である。以上を合わせると,方程式 f(x)=a の異なる実数解の個数はa個数a<−e10−e11−e1<a<02a=030<a<e14a=e13e1<a2である。
(4) 0<x<1 では logx<0 なので f(x)=xlogx<0 である。したがってS=c→+0lim∫c1∣xlogx∣dx=∫01(−xlogx)dxである。
部分積分を行うと∫c1xlogxdx=[2x2logx]c1−∫c12xdx=−2c2logc−41−c2である。ここで(2)と同様に clogc→0 であり,さらに c2logc=c(clogc)→0 である。よって∫01xlogxdx=−41となる。したがって S=41 である。
水平線 y=a との交点を、正の枝・負の枝・原点に分けて数える。