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九州大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

aを正の定数,関数f(x)g(x)をそれぞれf(x)=xexg(x)=axとする。
このとき以下の問いに答えよ。

(1) y=f(x)y=g(x)のグラフが0<x<1の範囲において交点を持つためのaの範囲を求めよ。

(2) h(a)=01f(x)g(x)dxとおく。
h(a)を最小にするaの値を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

指数・対数積分 定積分評価微分による最大最小、絶対値の処理

方針

(1)0<x<1x>0 だから、交点条件を ex=a に直して値域を見る。(2) は h(a) を重み x 付きの絶対偏差と見る。a1 では減少、ae では増加するので、最小は 1<a<e にある。符号の変わる点 u=loga で積分を分け、境界項が0になることを確かめて微分し、左右の重みが等しくなる条件を解く。

解答

(1) 0<x<1 で交点をもつならxex=axである。x>0 だから両辺を x で割ると ex=a となる。0<x<1 における ex の値域は 1<ex<e なので1<a<eである。

(2) h(a)=01xexadxである。0<a1 では全区間で ex>a だから h(a)a の増加とともに減少する。ae では全区間で exa だから h(a) は増加する。したがって最小値を与える a1<a<e にある。

u=loga とおけば 0<u<1eu=a であり、h(a)=0ux(aex)dx+u1x(exa)dxとなる。a で微分すると、積分区間の端 x=u では aeu=0 なので境界項は消える。よってh(a)=0uxdxu1xdx=u221u22=u212である。u=logaa とともに増加するので、h(a)u=1/2 の前で負、後で正となる。したがって h(a) を最小にするのはloga=12,a=e1/2である。

総評

難度6、計算量5。目安時間は20分。(1)は範囲が 0<x<1 なので x で割れる。(2)は絶対値の符号が変わる u=loga で積分を分ける。微分時には、移動する端点で被積分関数が0になるため境界項が消えることを書けば、左右の重みが等しいという最小条件の理由が明確になる。端の範囲 a1ae の単調性も先に確認する。

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出典: 九州大学 2014年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。