方針
床関数の中身がどの整数区間に入るかを、まず実数不等式に直す。(1) では 、(2) では を使う。(3) は左側が 以下、右側が 以上という2条件なので、左は床関数の値が になる範囲、右は の下限として処理し、最後に共通範囲を取る。
解答
(1) では であるから、 である。したがって が取り得る値は である。 は と同値である。これは すなわち と同値である。よって である。
(2)
床関数について、 は と同値である。したがって は と同値である。すなわち であり、底 は より大きいから である。 より、求める範囲は である。
(3)
左側の条件 を考える。 は正の整数であるから、これは と同値である。取り得る値を考えると、実際には である。よって すなわち である。したがって である。
次に右側の条件 を考える。 は と同値であるから、 である。すなわち であり、 となる。
問題文の を で定めると、 において となる範囲は である。これと の共通範囲を取ると、求める範囲は である。
総評
床関数と三角関数の端点処理が中心の問題で、目安時間は15分程度。 は 、 は のように、床関数の不等式の向きによって等号の残り方が変わる。(3) では左条件が を含まない一方、右条件の上端 は含む。別解として値の表を作る方法もあるが、実質は同じ場合分けなので、答案では各条件を実数不等式へ正確に戻すことを優先する。