方針
(1) は 、 を成分で書き、 を計算する。(2) は平面の方程式 を使い、原点からの垂線の足が法線方向にあることから1変数で求める。(3) では の平面内で、 方向の単位ベクトルと、それに垂直で 成分が正の単位ベクトルを作り、点Aから半径1だけ 、 の成分で進む。
解答
(1) である。したがってである。
点Cの座標は だから、点Pの座標は である。
平面と垂線の位置関係を模式的に描くと次のようになる。
(2)
平面 は、3点 、、 を通るので と表される。この平面の法線方向は である。
原点Oから平面 に下ろした垂線の足Hは、この法線方向上にあるから とおける。Hが平面上にあることから すなわち である。よって である。
したがって である。
(3)
とする。このとき であり、平面 は である。
まず、AからBへ向かう単位ベクトルはである。次に、平面 上で に垂直で、 成分が正の単位ベクトルを と取る。実際に であり、さらに は の方向ベクトルなので平面 に平行である。
点QはAを中心とする半径1の円周上にあり、 で、 座標が正である。したがって と表される。よってである。
したがって点Qの座標はである。 なので であり、確かに 座標は正である。
総評
平面内の座標表示、垂線の足、平面上の円の媒介表示を順に扱う空間ベクトル問題である。目安時間は22分。(1) はCを基準にしているため、最後にCの座標を足すことを忘れない。(2) は平面の切片形を使うと計算が短い。(3) は平面内で直交する2つの単位ベクトルを作るのが山場で、 成分が正という条件が を選ぶ理由になる。