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九州大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

箱の中に,赤玉が5個,青玉が4個,白玉が3個入っている。
それぞれの玉の大きさは同じで,1個あたりの重さは,
赤玉が100g,青玉が45g,白玉が30gである。このとき以下の問いに答えよ。
ただし,取り出した玉は重さを量ったあとで,箱の中にもどすものとする。

(1) 無作為に箱から玉を1個取り出して空の袋に入れ,重さを量ったとする。
このとき袋の中身の重さが40g以上であるという条件のもとで,
袋の中身が赤玉である確率を求めよ。

(2) 無作為に箱から玉を2個取り出して空の袋に入れ,重さを量ったとする。
このとき袋の中身の重さが100g以上であるという条件のもとで,
袋の中身が2個とも赤玉である確率を求めよ。

(3) 無作為に箱から玉を3個取り出して空の袋に入れ,重さを量ったとする。
このとき袋の中身の重さが150g以上であるという条件のもとで,
袋の中身が3個とも赤玉である確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

確率 条件付き確率、数え上げ、場合分け

方針

条件付き確率なので、各問で「条件を満たす取り出し方の数」を分母、「その中で全て赤玉である取り出し方の数」を分子にする。取り出した玉は重さを量ったあとに戻すので、2個・3個は同時に取り出すものとして、組合せで数える。(1) は40g以上が赤または青、(2) は2個で100g以上となる組合せを色の組で分類する。(3) は3個で150g以上となる組合せを赤玉の個数ごとに分類する。

解答

(1)

1個取り出したとき、重さが40g以上であるのは赤玉100gまたは青玉45gの場合である。白玉30gは条件を満たさない。したがって条件を満たす玉は 5+4=9 個であり、そのうち赤玉は5個である。よって求める条件付き確率は 59 である。

(2)

2個を同時に取り出す。重さが100g以上となる色の組を数える。

赤赤は 200g で条件を満たし、場合の数は 5C2=10 である。赤青は 145g で条件を満たし、場合の数は 54=20 である。赤白は 130g で条件を満たし、場合の数は 53=15 である。一方、青青は90g、青白は75g、白白は60gで、いずれも100g以上ではない。

したがって、条件を満たす取り出し方は 10+20+15=45 通りであり、そのうち2個とも赤玉である場合は10通りである。よって 1045=29 である。

(3)

3個を同時に取り出す。重さが150g以上となる場合を、赤玉の個数で分ける。

赤玉が3個のときは必ず条件を満たし、場合の数は 5C3=10 である。赤玉が2個のときも、残り1個が青でも白でも重さは150g以上である。場合の数は5C2(4C1+3C1)=10(4+3)=70である。

赤玉が1個のとき、残り2個が青青、青白、白白のいずれでも 100+45+45=190,100+45+30=175,100+30+30=160 となり、すべて150g以上である。場合の数は5C1(4C2+4C13C1+3C2)=5(6+12+3)=105である。

赤玉が0個のとき、最大でも青青青で 453=135g なので条件を満たさない。したがって、条件を満たす取り出し方は 10+70+105=185 通りである。そのうち3個とも赤玉である場合は10通りだから、求める確率は 10185=237 である。

総評

難度4、計算量4。目安時間は15分。条件付き確率の分母を「全体の取り出し方」ではなく「指定された重さ以上になる取り出し方」にするのが要点である。2個・3個は同時に取り出すので、順序を区別せず組合せで数える。特に(3)では赤玉1個でも白白を加えて160gとなり条件を満たすため、ここを落とすと分母が小さくなる。各色の組を重さと場合の数で並べると、数え漏れを防げる。

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出典: 九州大学 2014年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。