方針
中心の移動 と、中心から見た点Pの時計回りの回転を合成して媒介変数表示を作る。(2)は と から増減・極値・軸との交点を求め、2つの軌跡を図示する。(3)は曲線とx軸を一周する向き付き面積として計算する。左右へ戻る部分があるため、水平増分の絶対値を取って各片を足すと同じ領域を重複させる点に注意する。
解答
(1) 時刻 の中心は である。中心から見たPの初期位置は であり、これを時計回りに角 だけ回転すると になる。したがってである。
(2)
(i) のときだから、 は で単調に増加する。また である。よってである。 となるのは なので、 軸との共有点の 座標は である。
(ii) のときであり、 となるのは である。符号を調べると、前者で最小、後者で最大をとる。したがってである。 は(i)と同じなのでである。 軸との共有点の 座標は、 を代入して である。
(3) の曲線を から までたどり、 軸上を始点まで戻ると閉曲線になる。 軸上では だから、囲まれる面積はである。ここでなのでである。
総評
難度7、計算量6。目安時間は30分。中心の平行移動と時計回りの回転を合成するのが第一の採点点である。(2)は の増減点、 の最大点、軸との共有点を数値と図の双方で一致させる。 では軌跡が始点より左、終点より右へ張り出すので、図なしでは面積の向きを誤りやすい。(3)は閉曲線の向き付き面積を使い、正弦・余弦の一周期積分を丁寧に代入する。