Evolton

九州大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

座標空間内に点A(0,0,2),点B(2,0,0)
C(0,0,2),点D(0,2,0)がある。
線分AC1:3に内分する点をEとし,線分AD1:3に内分する点をFとする。
直線BCと平面x=32の交点をGとする。
直線BDと平面EFGの交点をHとする。
以下の問いに答えよ。

(1)EFGHの座標をそれぞれ求めよ。

(2) 三角形FGHの面積を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算面積計算

方針

内分点E,Fをまず求め,Gは直線BCをパラメータ表示してx=3/2を代入する。平面EFGは3点を代入して満たす一次方程式を求め,直線BDとの交点をHとする。面積はHを基準にHFHGを取り,内積公式12u2v2(uv)2で求める。

解答

(1)
線分AC1:3に内分する点Eは,Aに近い側にあるので E=3A+C4=(0,0,1) である。同様に,線分AD1:3に内分する点FF=3A+D4=(0,12,32) である。

次に直線BC(2,0,0)+λ{(0,0,2)(2,0,0)}=(22λ,0,2λ) と表す。x=32より 22λ=32 なのでλ=14である。よって G=(32,0,12) である。

平面EFGを求める。3点E,F,Gはいずれも x+y+z=1 を満たすので,平面EFGx+y+z=1 である。直線BD(2,0,0)+μ{(0,2,0)(2,0,0)}=(22μ,2μ,0) と表す。これを平面の式に代入すると 24μ=1 であるからμ=14である。したがって H=(32,12,0) である。

(2) Hを基準にするとHF=(32,0,32),HG=(0,12,12)である。したがってHF2=92,HG2=12であり,内積は HFHG=34 である。よって三角形FGHの面積は12HF2HG2(HFHG)2であり,代入して129212(34)2=122716=338である。

別解

解法2

方針

点と平面の座標はパラメータ表示で求める。面積は2辺の外積を直接計算し,その大きさの半分を取る。

解答

(1) 内分公式からE=(0,0,1),F=(0,12,32).直線 BC(22t,0,2t) とおき x=3/2 を代入すると t=1/4 なのでG=(32,0,12).3点 E,F,G を通る平面は x+y+z=1 である。直線 BD=(22s,2s,0) を代入すると s=1/4 だからH=(32,12,0).(2)HF=(32,0,32),HG=(0,12,12).外積はHF×HG=(34,34,34)で,その大きさは 33/4 である。したがって[FGH]=12HF×HG=338.

総評

難度5,計算量5。目安時間は20分。点の座標はすべて素直に出るが,平面EFGの式を早めに見つけるとHの計算が短くなる。面積は空間内の三角形なので,平面に射影して考えるより,2辺の長さと内積から求めるのが安定している。内分比1:33A+Cとする向き,直線BDのパラメータの符号が主なミスの原因である。

冊子PDFで見る九大のベクトルの問題で問題集を作る

出典: 九州大学 2017年度 後期 理系 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。