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九州大学 2017年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

を満たす実数として,関数

で定める。ただし,関数の定義域は,のときであり,のときである。以下の問いに答えよ。

(1) 導関数を求めよ。

(2) のとき,のとき,のときのそれぞれの場合について,関数の増減,グラフの凹凸,座標軸との交点を調べてグラフをかけ。

(3) であるとき,

を求めよ。ここで,自然対数の底を満たすことを用いてよい。

出典:九州大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

解法1

とおき,微分して,さらにを得る。で定義域と端点の様子が異なるので,増減,凹凸,切片を場合分けする。(3)はと置き,に帰着させる。

解法2

対数微分により を求め,そこから を導く。極限は とおいて の定義へ帰着する。

解答

解法1

(1)

とおくと,である。なので である。ここでより である。

(2)

さらに微分すると である。 のときは である。したがって単調減少する直線で,凹凸はなく,座標軸との交点は である。 のとき,定義域は である。この範囲の内部でなので であり,単調減少である。また なので,下に凸である。切片は より である。 のときは である。やはりなのでであり,単調減少かつ下に凸である。だから軸との交点はである。一方ででは常になので軸とは交わらない。また のときであるから,軸を漸近線として近づく。

九州大学 2017年度 後期 第4問の図1

(3)

とおくと,のときであり である。したがって である。のときは明らかに極限は1で,これはである。のときは であり,だから,問題文で与えられたの定義より である。

解法2

(1)

とする。対数微分すると

なので

(2)

さらに

では で, を結ぶ減少直線である。 では 上で単調減少かつ下に凸で,切片は

でも単調減少かつ下に凸で, 切片は 軸とは交わらず, を漸近線とする。

(3)

とおくと

では

でも値は1なので,すべての について極限は である。