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九州大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

初項a1=1,公差4の等差数列{an}を考える。以下の問いに答えよ。

(1) {an}の初項から第600項のうち,7の倍数である項の個数を求めよ。

(2) {an}の初項から第600項のうち,72の倍数である項の個数を求めよ。

(3) 初項から第n項までの積a1a2an745の倍数となる最小の自然数nを求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安16

数列整数 合同式、約数・倍数、数え上げ

方針

等差数列はan=4n3である。77273で割り切れる条件をそれぞれ合同式4n30として解き,添字の個数を数える。(3)では積に含まれる7の指数が,7の倍数の個数,49の倍数の個数,343の倍数の個数の和であることを使い,45に初めて到達するnを調べる。

解答

等差数列の一般項は an=1+4(n1)=4n3 である。

(1) anが7の倍数である条件は 4n30(mod7) である。421(mod7)なので n6(mod7) である。1n600でこれを満たすn6,13,20,,594 であり,個数は 59467+1=85 である。

(2) an72=49の倍数である条件は 4n30(mod49) である。4371(mod49)より n33713(mod49) である。したがって1n600で該当するものは 13,62,111,,552 であり,個数は 5521349+1=12 である。

(3)
a1a2anに含まれる7の個数は,ajが7で割れる回数を合計したものである。したがって,n項までにある7の倍数の個数,49の倍数の個数,343の倍数の個数を加えればよい。なお,4n3=2401となるのはn=601なので,今回の最小値付近では74の倍数は現れない。 343の倍数である条件は 4n30(mod343) であり,これは n258(mod343) である。実際,42583=1029=3433である。 n=264まででは,7の倍数は 6,13,,258 の37個,49の倍数は 13,62,,258 の6個,343の倍数はn=258の1個である。よって7の指数は 37+6+1=44 であり,まだ足りない。 n=265になると,a265=42653=1057=7151が新たに7の倍数として加わる。したがって7の指数は 38+6+1=45 となる。よって求める最小の自然数は 265 である。

別解

解法2

方針

aj=4j3 とし,各 7r で割れる添字を1つの等差数列として数える。(3)は積に含まれる7の指数を,7・49・343の倍数項の個数の和として評価する。

解答

一般項は aj=4j3 である。

(1) 4j30(mod7) を解くと j6(mod7) である。600以下では6,13,,594の85個である。

(2) 4j30(mod49) を解くと j13(mod49) である。600以下では13,62,,552の12個である。

(3) 4j3 が343の倍数となる最初の添字は j=258 である。n=264 までに,7の倍数項は37個,49の倍数項は6個,343の倍数項は1個ある。したがってv7(a1a2a264)=37+6+1=44.次の項は a265=1057=7151 なので指数が1だけ増え,v7(a1a2a265)=45.よって最小の n265 である。

総評

難度4,計算量4。目安時間は16分。合同式で添字を数える標準問題である。an=4n3に直した後,7,49,343の各倍数条件を別々に数えることが重要で,積に含まれる7の指数では49の倍数をもう1回,343の倍数をさらにもう1回数える。最小性はn=264で44,n=265で45と前後を確認すれば明確になる。

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出典: 九州大学 2017年度 前期 理系 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。