方針
(1) は の置換で と を入れ替える。(2) は を用いる部分積分。(3)(4) は指定された導関数を積分して漸化式を作り、(5) で初項から積を展開する。
解答
(1) と置くとである。
(2) だからと書ける。部分積分によりとなる。最後に (1) を用いた。
(3) 積の微分と からである。
(4) (3) の を に置き換え、 から まで積分する。境界値は両端で0なのでとなる。よってである。
(5) であり、漸化式を繰り返すとを得る。
別解
解法2
方針
(1) (2) で を偶数乗の標準積分へ直すところまでは同じ。(4) では指定された導関数を介さず、 に直接部分積分を行って Wallis 型の漸化式を導く。(5) は二重階乗から階乗へ整理する。
解答
(1) 置換 によりである。
(2) 定義式で部分積分すると境界項が0になり、を得る。
(3) 直接微分してである。
(4) に対して部分積分を行う。、 とすると、境界項は0でとなる。 よりだからである。
(5) と見ればである。ここでだからとなる。
総評
三角関数の偶数乗積分を、対称性・部分積分・漸化式で一般項まで導く誘導問題である。目安時間は22〜26分。積分記号は全て独立表示にし、(2)(4) で境界項が0になる理由を明記する。解法1は指定された導関数を積分し、解法2は へ直接部分積分する。最終式は二重階乗、階乗、中央の組合せ数の3表現が一致する。