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九州大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

座標空間において,xy平面上にある双曲線x2y2=1のうち
x1を満たす部分をCとする。
また,z軸上の点A(0,0,1)を考える。
PC上を動くとき,
直線APと平面x=dとの交点の軌跡を求めよ。
ただし,dは正の定数とする。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

図形と方程式ベクトル 軌跡、パラメータ処理、座標設定

方針

双曲線上の点を P=(u,v,0) と置き、直線 AP を媒介変数表示する。平面 x=d との交点 (d,Y,Z) から u,v を消去し、最後に u1 が与える端点条件を戻す。

解答

双曲線 C 上の点をP=(u,v,0),u2v2=1,u1と置く。直線 AP 上の点は(0,0,1)+λ(u,v,1)と表せる。平面 x=d との交点では λu=d だから λ=d/u である。交点を (d,Y,Z) と書くとY=dvu,Z=1duとなる。

ここでv2u2=11u2,du=1ZなのでY2=d2(1Z)2すなわちY2+(Z1)2=d2を得る。また u1 より1dZ<1である。u=1 に対応する点 (d,0,1d) は含まれ、u に対応する Z=1 上の2点は含まれない。

したがって軌跡は、平面 x=d 上で中心 (d,0,1)、半径 d の円のうち1dZ<1を満たす下半円弧である。

別解

解法2

方針

傾きに相当する比 k=v/u を媒介変数にする。双曲線の条件から 1<k<11/u=1k2 を得て、交点を円の標準的な媒介表示へ直す。

解答

k=vuと置く。u2v2=1u1 から1<k<1,1u=1k2である。直線 AP と平面 x=d の交点を (d,Y,Z) とすると、解法1と同様にY=dvu=dk,Z=1du=1d1k2となる。したがってY2+(Z1)2=d2k2+d2(1k2)=d2である。

k1 から 1 まで動くと、交点は次の下半円弧を動く。

k=0 の下端は含まれる。一方、k=±1 は取れないので、直径の両端は含まれない。元の座標に戻すと、求める軌跡はx=d,Y2+(Z1)2=d2,1dZ<1である。

総評

空間内の軌跡を、直線の媒介変数と双曲線の条件から円弧へ変換する問題である。目安時間は16〜20分。円の方程式だけでなく、下端は含み、Z=1 に対応する両端は含まないことまで答える。解法1は座標 u,v を直接消去し、解法2は比 k=v/u によって下半円の媒介表示を得る。図では白丸と黒丸の違いを式の不等号と対応させたい。

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出典: 九州大学 2018年度 前期 第1問 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。