問題
を複素数とする。等式
を満たす複素数をすべて求めよ。ただし,は虚数単位である。
出典:九州大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問
方針
解法1
まず を分ける。 では両辺の絶対値を取り、、 の二次方程式を解く。得られた半径を元の複素数方程式へ戻して の偏角まで決める。
解法2
方程式の係数が正の実数であることから、 の向きが と一致すると先に読む。 と置けば、未知量は正の実数 だけになり、二次方程式が直接因数分解できる。
解答
解法1
のとき、方程式は
となるので である。
以下、 とし、
と置く。両辺の絶対値を取ると
である。よって
となり、
を得る。
一方、元の式から
なので
である。 のとき係数は2となり
を得る。 のとき係数は となり
を得る。
したがって
ただし のとき、後の2つは同じ解である。
解法2
の場合は解法1と同じく である。以下、 とする。
元の式を について解くと
である。右辺で分数部分は正の実数だから、ある を用いて
と書ける。このとき
であり、元の式から
を得る。整理すると
であり、
と因数分解できる。
したがって
または
である。よって
または
となる。 のときは の2候補が一致する。