方針
の周期が であることを確認し、各小区間に同じ形の山が1つずつ現れることを使う。2解は区間の中央に関して対称なので、個々の解を求めず和だけを計算する。
解答
(1) は周期 をもつ。したがって、任意の整数 についてである。よって が成り立つ。
(2)
区間 を考える。このとき である。この区間で は、左端で0、中央で1、右端で0となる1つの山を作る。より具体的には、前半で単調に0から1へ増加し、後半で1から0へ減少する。
方程式 は と同値である。 なので、この高さは山の前半で1回、後半で1回だけ現れる。したがって、各区間で相異なる2つの解をもつ。
(3)
第 区間 にある2つの解は、その区間の中央 に関して対称である。したがって、第 区間にある2解の和は である。
これを について足すとである。よって である。
別解
解法2(各解を角で明示する)
方針
, となる角 をおき、各小区間にある2解を明示する。2解の和では が消えるため、奇数列の和に帰着して を求める。
解答
となる角 をおく。
(1)
整数 に対しである。
(2)
第 区間では方程式 はと同値であり、この区間の2解は なので両者は区間内部にあり、互いに異なる。したがって各区間にちょうど2解ある。
(3)
2解の和はよってしたがってである。
総評
難度4、目安時間15分。周期と対称性を使えば計算は短いが、各小区間で2解ある理由を「山の前半と後半に1つずつ」と説明することが大切である。(3)では解そのものを出すより、2解の和が区間の中央の2倍であることを使うのが効率的である。別解のように解を明示してもよいが、 が各区間で打ち消えることを確認すると和の構造が見えやすい。