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九州大学 2021年度
後期・理系数学 後期 第1問

問題

三角形の辺の長さをそれぞれ5,7,6とし,点と点はそれぞれおよびを満たす点とする。さらに,点から線分に下ろした垂線と線分の交点を,線分と線分の交点をとする。以下の問いに答えよ。

(1) を求めよ。

(2) を求めよ。

(3) 三角形の面積を求めよ。

出典:九州大学 2021年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問

方針

解法1(ベクトルの内積と内分比を用いる)

座標を置いて距離比と面積を一貫して計算する。辺 軸上に置き、余弦定理から の座標を決める。条件 , から を求め、直線 の傾きから垂線 を書く。 の交点が の交点が なので、座標から比と高さを読み取る。

解法2(座標を置いて垂足と交点を求める)

と置き,辺長から の座標を決める。条件から を座標表示し,原点から直線 への射影で を求める。直線 の交点を として比と面積を計算する。

解答

解法1(ベクトルの内積と内分比を用いる)

(1)

座標を とおく。, であるから、 とすると である。2式を引くと より である。さらに であり、 軸の上側に取って とする。 より である。また より である。

直線 の傾きは

である。したがって、これに垂直な直線 の傾きは である。直線 は点 を通るので である。

はこの直線と 、すなわち 軸との交点である。 を代入すると より となる。よって である。したがって であり、 である。

(2)

は直線 と直線 の交点である。計算しやすいように、直線 を点 と傾き を用いて と書く。これと直線 を連立すると を得る。

まず の距離は

であるから である。

次に

であるから である。よって であり、 を用いて整理すると である。

(3)

三角形 では、底辺を と見れば である。また 軸上にあるので、高さは点 座標の絶対値 である。したがって面積は

である。

解法2(座標を置いて垂足と交点を求める)

(1)

と置く。 から

である。また より

直線 の方向ベクトルを

とする。 とおき を使うと

したがって

は直線 上にあるから とおく。さらに を連立すると

よって

(2)

であり, はこの順に一直線上にある。したがって

より

(3)

座標から

また だから

三角形 は底辺 を共有し,高さの比は

である。よって

九州大学 2021年度 後期 第1問の図1