方針
2階差をそのまま扱わず、まず と置いて1階差の和に直す。(1)で を求め、(2)ではさらに を から まで足して を得る。 は積の因子 だけが0になる条件である。(3)では のもとで負になる部分を確認し、最小値は の最大値に対応するので、差 の符号で整数の最大位置を決める。
解答
(1) とおく。与えられた漸化式は であるから である。また である。したがって について であり、 となる。よって である。
(2) であり、 だから である。(1)の結果を用いると である。ここで とおくと であるから である。したがって である。
特に である。 なので と は0でない。よって となる条件は であり、 である。
(3) のとき である。 では であり、 では なので である。
したがって最小の項を求めるには の最大値を、整数 の範囲で求めればよい。差を計算すると である。
よって では 、 では である。また では差が0なので である。したがって は で最大となる。ゆえに となるのは である。
最小値は である。したがってである。
別解
解法2(3次式を直接検算して一意性を用いる)
方針
右辺が の1次式なので,2階差をとる数列 は の3次式になる。初期条件を含む候補を直接代入して一般項を確定し, から を決める。最小項は1階差の符号だけで判定する。
解答
(1)
候補について直接計算するとを満たす。よって の一意性から(2)
さらにとおくとしたがって元の漸化式と初期条件を満たす数列は一意だから条件 では より なので(3)
のときしたがって数列は で減少し, で差が0となり,その後は増加する。最小値はでとる。その値はよって
総評
2階差分を2回の和で一般項に戻し、最後に離散的な最小値を求める重めの数列問題。目安時間は35分。(1)(2)は和の上端を間違えやすく、, を使って足し始めを明確にすることが重要である。(3)は連続変数の微分ではなく、整数列として を見ると、 と の2か所で同じ最小値を取ることを正確に説明できる。