方針
鉛直接線は媒介変数表示で 、かつ となる点を数える。(2) はまず から、曲線が にある範囲を と決める。面積は単なる縦幅積分ではなく、曲線と直線 でできる閉曲線の面積公式として を用い、端点で となることを使って評価する。
解答
(1) であるから である。 軸と平行な接線をもつためには が必要である。よって すなわち を解く。 より なので、 である。したがって の2つが候補である。
また であり、 では である。したがってこれら2点では実際に鉛直接線をもつ。よって、 軸と平行な接線は である。
(2)
まず である。 では だから、、すなわち となるのは のときである。したがって対象となる曲線部分は である。この両端では となり、曲線は直線 と交わる。
曲線部分を から まで進み、直線 上を戻る閉曲線を考える。直線上では であるから、媒介変数表示の面積公式を用いると、求める面積 は で与えられる。これは、直線部分の寄与を合わせると が端点で打ち消されるためである。
したがってである。第2の積分は であり、両端で なので になる。
一方、 であるからである。よって求める面積は である。
別解
解法2(座標を45度回転して面積を求める方法)
方針
直線 を新しい 軸にするため , とおく。対象部分では で,面積は になる。端点で なので,微分の全微分項が消え,計算は に簡約される。
解答
(1) 鉛直接線の条件は である。 でを解くとこの範囲では だから,どちらも実際に鉛直接線を与える。
よってである。
(2) であり, では だから, となるのはである。両端では となる。
座標を45度回転してとおくと,直線 は であり,求める面積はここで両端で だから,全微分項の積分は0である。よって と略記すれば第2項はであり,両端で なので積分すると0になる。したがって
総評
媒介変数表示の接線判定と面積公式を使う問題。目安時間は22〜27分。(1) では だけでなく も確認する。(2) は の符号から対象区間を決めるところが第一関門で、さらに は区間内で符号変化するため、単なる縦方向の面積として雑に扱わず、直線 と合わせた閉曲線の面積公式として計算するのが安全である。 通常の符号付き面積公式に加え,直線 が座標軸になるよう45度回転する方法を示した。曲線の折り返しがあっても閉曲線の面積として扱えることを完成図と全微分項で確認した。