方針
(1) は整数を8で割った余りで分類し,平方したときの余りが に限られることを直接示す。(2)では を先に確認する。 では が8の倍数になるので,方程式から が必要になるが,これは(1)に反する。 も0以上であるため, のときは だけを採用する。
解答
(1)
整数 を8で割った余りで分類する。余りは のいずれかとしてよい。それぞれを2乗して8で割った余りを見ると,である。したがって,整数 に対して を8で割った余りは のいずれかである。
(2)
は0以上の整数である。まず小さい を確認する。
のとき となり,これは不可能である。 のときも となり,不可能である。 のときは より である。 は0以上なので,このとき を得る。
次に とする。このとき は8で割り切れる。方程式 を8で割った余りで見ると, でなければならない。すなわち が必要である。しかし(1)より,平方数を8で割った余りは のいずれかであり, にはならない。したがって の解はない。
以上より,求める組は のみである。
総評
公式の出題意図は、整数の剰余の理解と、ある程度論理的に考える力を問うとしている。
平方数の8での剰余を使う整数問題。目安時間は10分前後。採点上は,(1)で余りを と効率よくまとめる部分と,(2)で を漏れなく確認してから に進む部分が重要である。 が0以上であるため, から だけを残す点も明記したい。合同式の矛盾は が(1)の結論にない,という形で書くと簡潔で読みやすい。
の範囲を直接全探索し、得られる非負整数解が だけであることを再確認した。 は剰余による証明で一括して排除できる。