方針
とおき,共役な二つの項をまとめると,図形は円になる。
(2)の複素数の積は90度の回転を表す。
円の中心を変換し,正三角形の高さと弦を結び付ける
円は中心,半径2。
の動く円は中心,半径2となる。
(3)では弦の中点を取ると,は同一直線上にある。
辺の長さをとして,と弦の半分を使う。
(2) の円は虚軸と負の実軸に接し,第2象限の中にある。
原点を含まないので,偏角は連続にからまで動く。
(3) のは円の外にある。正三角形の高さは弦の垂直二等分線に沿い,
円の中心もその直線上にある。
は円の内部にあるため,からへ向かう側にあり,
はとなる。これを直角三角形へ入れる。
解答
(1) を代入するとすなわち図形は,中心,半径2の円である。
(2) とおく。がを動くと,は中心,半径2の円を動く。
この円はで虚軸に,で負の実軸に接し,第2象限の内部とその境界にある。
原点を通らない。偏角を以上未満で表すと,その範囲はすべての偏角は,この範囲に(は整数)を足したものである。
(3) 辺の長さを,弦の中点をとする。
は弦の垂直二等分線上にある。
で,は円の内部にあるので,はからへ向かう半直線上にある。
ゆえに直角三角形より整理するとだからこれらはともに実現する。実際,またはとし,
,とすれば,は円上にあり,
となる。
別解
別解・背景
方針
60度の回転を用いて二つの円の交点を求める別解。
解答
とおき,とする。
頂点の順序を選べば,と表せる。
円の中心をから見た複素数はなので,条件は二つの円の中心は原点から同じ距離にあり,角度が違う。
共通弦の直線はその角の二等分線に沿うため,実数を用いてと書ける。
円の式へ代入するととなり,主解と同じ二つの長さが得られる。
二つの正三角形は,円の中心と固定点を結ぶ直線に対して対称な頂点をもつ。
必要な方程式を解いた後,両方の長さの三角形が実際に作れることを確認する。
総評
共役な項をまとめると円の方程式になり、回転と平行移動では中心と半径を追えばよい。正三角形の辺の長さは、高さと弦の半分を使って求められる。必要条件の方程式だけで終わらず、両方の三角形を具体的に示す。