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名古屋大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

a は正の数、p,q はともに正の整数とし、a1=1anpan1q=a(n2)を満たす正数列を {an} とする。

(1) ana,p,q,n で表せ。

(2) p>q のとき、limnanを求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安19

数列指数・対数 漸化式の変形置換極限計算

方針

正数列なので対数を取り、積の関係を一次漸化式にする。定常値との差を等比数列として解き、p>q のとき公比の絶対値が1未満になることから極限を取る。

解答

(1)
vn=loganL=loga とおくとpvn+qvn1=L,v1=0.定数解 L/(p+q) との差を取ればvnLp+q=qp(vn1Lp+q).よってvn=Lp+q{1(qp)n1}でありan=a1p+q{1(qp)n1}.(2)
p>q>0 ならqp<1,(qp)n10.したがってlimnan=a1/(p+q).an=arnp>q では指数が固定値へ交互に近づく

別解

解法2(指数の有限等比和)

方針

正の p 乗根を取って漸化式を直接反復する。an の指数が交代符号の有限等比和になることを示し、一般項と極限を一度に求める。

解答

(1)
正値性からan=a1/pan1q/p.これを a1=1 まで反復するとan=arn,rn=1p{1qp+(qp)2+(qp)n2}.有限等比和よりrn=1(q/p)n1p+q.したがってan=a1p+q{1(qp)n1}.(2)
p>q なら q/p<1 であるから、有限和は無限等比級数1p{1qp+(qp)2}=1p+qへ近づく。よってlimnan=a1/(p+q).

総評

積の漸化式の一般項と極限を扱う問題。目安時間は19分。極限条件 p>q は交代する指数の振幅を0へ収束させるために使う。対数漸化式と直接反復の2通りで一般項を照合し、a=1n=1 でも成立することを確認した。

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出典: 名古屋大学 1983年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。