方針
表の回数を とすると、10回後の移動数は である。これを4で割った余りによって のどこにいるかを分類し、該当する の二項係数を足す。(2)では、出発点から見た移動量の分布を とおき、 君は最初に1つ先の から出発していることを反映して、独立な2つの分布をずらして掛け合わせる。
解答
(1)
表の出た回数を とする。10回中、裏は 回であるから、出発点からの全移動数は である。正方形の頂点は4つなので、移動数を4で割った余りが位置を決める。 はそれぞれ出発点 から時計まわりに だけ進んだ位置である。 だから、各位置に来る条件はである。
全事象数は である。したがってである。
(2)
出発点から見た移動先を、時計まわりに だけ進んだ位置として表す。その確率をとおく。 君は から出発し、 君は から出発する。 君は最初から 君より時計まわりに1つ先にいるので、最終的に同じ位置にいるためには、 君の移動量が 君の移動量より時計まわりに1つ大きい必要がある。したがって求める確率は である。これを計算するとよって求める確率は である。
別解
解法2:4頂点の通り数を順に更新する
方針
各頂点へ着く通り数を、裏なら1頂点、表なら2頂点進む規則で10回更新する。得た4成分を1024で割って分布とし、2人の移動量のずれを掛け合わせる。
解答
(1)
回後に にいる動き方の数を とする。裏で1頂点、表で2頂点進むのでである。 から10回更新すると全ての表裏の列は 通りだから(2)
2人の出発点は1頂点ずれている。したがって同じ頂点に着くには、 君の移動量が 君より1頂点分だけ多ければよい。独立性より、その確率はよって求める確率は である。
総評
難度6、計算量6、目安時間22分。表の回数による数え上げと、4状態の通り数更新で分布 を照合した。2人は1頂点ずれて出発するため、同じ移動量を掛けるのではなく1成分ずらして掛ける。独立性から出会う確率は 。