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名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

3次関数y=f(x)についてf(0)=f(0)=f(2)=0であり、さらに0x2においてf(x)1が成り立つならば、f(2)23であることを証明せよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

微分積分論証・証明 式変形、定積分評価、範囲評価

方針

3次関数を係数表示し、3つの等式条件で係数を1個に絞る。f(x)1を端点で使って残る係数を評価し、f(2)へ戻す。

解答

3次関数をf(x)=Ax3+Bx2+Cx+D(A0)とおく。f(0)=f(0)=0からC=D=0である。またf(x)=3Ax2+2Bxであり、f(2)=0から12A+4B=0,B=3A.したがってf(x)=Ax2(x3),f(x)=6A(x1).x=0,2のいずれでもx1=1だから、仮定より6A1.一方、f(2)=8A12A=4A.よってf(2)=4A416=23.これで示された。なおA=±1/6で等号が成立するので、定数2/3は最良である。

別解

解法2

方針

fが1次関数であることと、f(2)f(0)fの定積分であることを使う。fのグラフがx=1を中心とする直線になることを示し、2回積分して評価する。

解答

f(x)=px+qとおく。条件f(0)=f(2)=0より0=f(2)f(0)=02f(x)dx=2p+2q.したがってq=pであり、f(x)=p(x1).区間0x2の端点でx1=1だからp1.f(0)=0を使って積分するとf(x)=p(x22x).さらにf(0)=0を使えばf(x)=p(x36x22).ゆえにf(2)=2p3,f(2)=23p23.

総評

難度は5、計算量は4。3次関数という条件により自由度が1つまで落ちる問題である。係数法と積分法を独立に照合し、端点での評価と等号条件も確認した。積分法ではf(2)f(0)=0からfの符号付き面積が0になるため、1次関数の零点がx=1と分かる。

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出典: 名古屋大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。