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名古屋大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

xy 平面上の図形S={(u,(2sinu1)v) | 0uπ2, 0vu}の面積を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安14

積分三角関数 面積計算、場合分け、定積分評価

方針

u を固定した縦線分の長さを求め、2sinu1 の符号が変わる u=π/6 で面積積分を分ける。

解答

u を1つ固定する。条件 0vu のもとで、第2座標は y=(2sinu1)v である。したがって、その u に対応する縦方向の線分の端点は y=0,y=(2sinu1)u であり、長さは u2sinu1 である。 0uπ2 において 2sinu1=0 となるのは u=π6 である。よって求める面積 SS=0π/6u(12sinu)du+π/6π/2u(2sinu1)duである。

まず usinudu=ucosu+sinu だから0π/6u(12sinu)du=[u22+2ucosu2sinu]0π/6=π272+π361.またπ/6π/2u(2sinu1)du=[2ucosu+2sinuu22]π/6π/2=1π29+π36.したがってS=(π272+π361)+(1π29+π36)=π337π272=π(2437π)72.よって求める面積は π(2437π)72 である。

別解

解法2

方針

符号を含む縦断面の積分を全区間で計算し、負になる区間の符号を反転する補正を2倍だけ加える。

解答

境界の符号つき高さをh(u)=u(2sinu1)とおく。全区間の符号つき面積はI=0π/2h(u)du=[2ucosu+2sinuu22]0π/2=2π28.0uπ/6 では h(u)0 であり、この部分の符号つき面積はJ=0π/6h(u)du=1π36π272.実際の面積ではこの負の部分を反転するのでArea(S)=I2J=π337π272=π(2437π)72.

総評

媒介変数風に見えるが、第1座標が u そのものなので縦線分の長さを積分すればよい。目安時間は14分。最大の注意点は、2sinu1 が負になる区間で面積を負にしないことである。u=π6 で分けること、部分積分の符号、最後の通分までを丁寧に書けば安定して得点できる。 2解法の結論、端点、等号条件を独立に照合した。行列・行列式・外積・固有値・対角化を用いず、高校数学の範囲内で完結させた。

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出典: 名古屋大学 1992年度 前期 理系 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。