方針
曲線 上の点を とおく。 から法線の傾きを求め, 軸との交点 を出す。中点 は と表されるので, を代入して軌跡を得る。面積は軌跡を と見て, を計算する。
解答
(1)
曲線上の点 を とおく。曲線 について であるから, における接線の傾きは である。したがって法線の傾きは である。
点 を通る法線は である。この法線と 軸との交点を とする。 を代入すると なので である。よって である。 は の中点だからである。 を代入して を得る。したがって,求める軌跡は である。
(2)
(1) の軌跡を と見る。右辺を で微分すると なので,軌跡は で右上がりに進む。
境界の2直線に対応する を求めると, のとき であり, のとき である。したがって求める面積は, 軸から軌跡までの高さ を用いて で表される。 として変数を に直すとである。よって である。計算するととなる。したがって求める面積は である。
軌跡と求める面積
別解
解法2
方針
軌跡は媒介変数 から同じように求める。面積は を直接計算せず、
部分積分で端の長方形から を引く形にする。
解答
(1)
, とおく。法線の傾きは なので中点 は を代入してを得る。
(2)
2本の縦線に対応する端点はである。部分積分によりここで だからよって求める面積はである。
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5。目安時間は20分前後。 は通常の ではないため,接線の傾きを出すときに と読み替える必要がある。法線の 軸との交点を出した後,中点の座標を媒介変数で持つと軌跡の消去が簡単になる。面積では,軌跡を と見て を使うのが自然であり,対応する端点 の確認が採点上の要点である。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。