方針
対数の定義から は1から13までの正整数であり, をまず積の方程式に直す。 から ,すなわち を得る。あとは正の約数の組を調べ,範囲 を満たすものだけを残す。確率では2枚を戻さず順に取り出すため,全事象は 通りで,同じ数字2枚の場合だけ 通りになる点を分ける。
解答
(1)
カードに書かれた数なので である。条件 は であるから, と同値である。よって すなわち である。これを整理すると であり,両辺に9を加えて を得る。
ここで は正整数である。もし と がともに負なら, は1または2であり, は最大でも4で,9にはならない。したがって , はともに正である。9の正の約数の組は であるから, である。これらはいずれも を満たす。
(2)
2枚を戻さず順に取り出すので,全事象は 通りである。
(1) で得た順序つきの組を数える。 の場合,4のカードの選び方が4通り,12のカードの選び方が4通りなので 通りである。 も同様に 通りである。
一方, の場合は,1枚目の6は4通りだが,戻さないので2枚目の6は残り3通りである。したがって 通りである。
よって有利な場合の数は である。求める確率は である。
別解
解法2(順序なしで数える)
方針
(1) は対数条件を因数分解可能な整数方程式へ直す。(2)では2枚の取り出しを順序なしで数え、異なる数字の組 と同じ数字の組 を分ける。
解答
(1) より、9の正の約数の組だけを調べればよい。よってである。
(2)
52枚から順序を付けず2枚を選ぶ総数は通りである。数字4と12を1枚ずつ選ぶ方法は 通り、数字6を2枚選ぶ方法は通りである。したがって有利な選び方は 通りであり、求める確率は
総評
難度4、計算量4。対数条件を整数方程式 に変換する標準問題で、目安は12分程度である。(1)では対数の真数条件はカードの設定から自動的に満たされるが、 の範囲を使って約数候補を落とす必要がある。(2)では順に取り出すため と は別事象であり、同じ数字2枚の だけ になる。戻さずに取り出す条件を と数えてしまうミスが最も起きやすい。