方針
実係数多項式では、非実数解の共役も解になることを、方程式全体の共役を取って示す。(2)では より 、 とおく。正三角形の一辺 の長さから が決まり、第3の頂点 は実軸上で に限られる。条件 を代入して を求め、解と係数の関係で に戻す。
解答
(1) が解であるから である。係数 はすべて実数なので、両辺の共役を取ると となる。したがって も方程式の解である。 は虚数解なので である。また虚数解は相異なる2つ だけであるから である。
(2)
(1)より とおける。ただし は実数で である。 と の距離は であり、正三角形の一辺の長さが だから である。
第3の頂点 は実軸上にあり、 を結ぶ垂直二等分線も実軸である。正三角形の高さは なので である。
また だから、条件 は である。
まず のとき であり、整理して となる。したがって である。対応する はそれぞれ である。
次に のとき であり、整理して となる。したがって である。対応する はそれぞれ である。
解と係数の関係より である。4つの場合を代入すると である。したがって求める実数の組は である。
別解
解法2(正三角形の向きを符号でまとめる)
方針
共役根を とし、正三角形の向きを
を用いて と統一する。
条件式を1本の二次方程式にし、4組の根を直接展開して係数を読む。
解答
(1)
実係数多項式 では だから である。
は非実数で、非実根は相異なる の2個だけなので(2)とおく。辺 の長さから正三角形の第3頂点は実軸上にあり、と表せる。条件 はすなわちよって各場合にを展開する。得られる係数はしたがってこの4組がすべてである。
総評
難度7、計算量7。実係数多項式の共役根定理を証明し、正三角形の高さと実軸上の第3頂点から4場合を漏れなく列挙した。符号変数による一括処理でも4組の係数を再確認した。 2つの解法は着眼点を分け、必要性・十分性、端点、等号条件を省略せず記述した。