角の二等分線の定理をそのまま使うだけでなく、面積を用いて比を確認してから P の位置ベクトルを出す。AP:PB=∣a∣:∣b∣ なので、内分点公式から OP を表せる。(2)では Q が直線 OA 上の垂線の足であることから、OQ は OP の a 方向への射影の長さである。内積で射影を計算し、最後に ∣a∣,∣b∣ と a⋅b で整理する。
解答
(1)P は角 AOB の二等分線上にある。P から直線 OA, OB へ下ろした垂線の長さは等しいので、三角形 OAP と OBP の面積を比べると[OBP][OAP]=OBOA=∣b∣∣a∣である。一方、2つの三角形は、底辺をそれぞれ AP, PB と見れば、どちらも高さは点 O から直線 AB への距離で共通である。したがって [OBP][OAP]=PBAP である。よって AP:PB=∣a∣:∣b∣ となる。したがって P は線分 AB を ∣a∣:∣b∣ に内分する点である。
点 Q は P から直線 OA へ下ろした垂線の足なので、OQ は OP の a 方向への射影の長さである。よってOQ=∣a∣OP⋅aである。ここに OP の式を代入するとOP⋅a=A+BB∣a∣2+A(a⋅b)であるからOQ=A(A+B)BA2+A(a⋅b)=A+BAB+a⋅bである。したがってOQ=∣a∣+∣b∣∣a∣∣b∣+a⋅bである。
別解
解法2(単位ベクトルで角の二等分線を表す)
方針
辺 OA, OB 方向の単位ベクトルの和は、頂角の二等分線方向を向く。この方向と直線 AB の交点を直接求め、最後に OA 方向への正射影を取る。