方針
は直線 上にあり、同時に辺 上にある。与えられた関係式から と変形し、辺 上の内分点の形に合わせると が求まる。同様に 、 も表し、 が の外心である条件を に直す。最後は正数条件を用いて比の等式から を導く。
解答
(1)
与えられた条件はである。これをと変形する。
点 は辺 上にあるので、 を結ぶ直線上の点としてと表される。ここで なので、この点は実際に辺 上の内分点である。
上の関係式を代入すると である。したがってを得る。
(2)
(1) と同様に、巡回的にである。 は の外心なので である。この共通の長さを とする。すると である。
いま の外心が に一致すると仮定する。このとき であるからとなる。
まず最初の2つを比べると である。整理すると すなわち である。 は正数なので であり、したがって である。
同様に、2番目と3番目を比べれば を得る。よって である。
別解
解法2(共通比と係数和を使う)
方針
辺上の内分表示から を求める。
外心条件で3つの正の比を共通値 と置き、
を使って3係数を同時に決定する。
解答
(1)
点 は辺 上にあり、は の内分点を表す。一方、与式からよってこの内分点は直線 上にもあり、交点の一意性から(2)
巡回的に が両三角形の外心であり、係数は正だからと置ける。 とするとしたがって同じ計算が にも成り立つので
総評
難度6、計算量5。外心の条件そのものより、 を元の頂点ベクトルでどう表すかが中心である。採点上は、 が辺 上の内分点として と書ける理由、与えられた一次関係からそれが 方向になる理由を明確にする必要がある。(2)は距離の等式を比の等式に直し、正数条件により として結論へ進む。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。